沖縄県金武町で伝統野菜の認知度向上に力を貸してくれる方を募集しています!

沖縄県金武町で伝統野菜の認知度向上に力を貸してくれる方を募集しています!

沖縄県金武町

1st

2023.10.12(木)~
16(月)

2nd

2023.11.22(水)~
26(日)

3rd

2023.12.16(土)~
20(水)




開催概要

■ 開催日程(4泊5日×3回 全15日間のプログラム)
1回目:2023年10月12日(木)~16日(月)
2回目:2023年11月22日(水)~26日(日)
3回目:2023年12月16日(土)~20日(水)

■ 開催内容
・田芋圃場での農作業(草刈り、芋炊き、芋の皮剥き・収穫など)
・金武町祭りの準備〜出店・販促の手伝い
・課題解決の為のディスカッション
・東京農業大学助教授によるオンラインの座学講座「金武町の農業について」1時間 

■ 追加募集人数
2名程度

応募条件
・18歳以上~60歳未満で農作業をする体力に問題のない方
・15日間の全日程に参加可能な方
・継続的に金武町へ関わっていきたいという意向のある方

■ 参加費用
参加費・宿泊費無料。交通費は往復6万円を上限に補助対象となります。

※交通費について
1回あたり往復6万円を上限に補助となります。
上限を超えた場合の交通費は参加者のご負担となります。
(例)
往路(航空券/電車運賃)4万円
復路(航空券/電車運賃)4万円
合計8万円の場合→2万円は参加者負担

※交通費の精算について
①事前にご自宅から集合場所までの経路をスタッフより確認連絡を行います。
②ご自身で航空券等の手配をしていただきます。
③プログラム実施後、搭乗証明書や領収書等の必要書類を事務局へ提出。書類に不備がなければ順次、指定口座へ返金精算を行います。

■ 応募方法
申込みフォームより応募動機やPRを添えてご応募ください。


書類選考に通過された方は、オンライン面談をさせて頂きます。
※面談日は9/28(木)または29日(金)の20:00〜です。
※所要時間は15〜30分程度を予定しています。スタッフ1〜2名と受入れ農家さんが参加し、お持ちのスキルやご経験、課題解決のアイデアなどを簡単にお聞ききする予定です。

面談結果のご連絡。
参加確定の方には航空券の手配についてご案内します。



■ 募集締め切り
2023年9月27日(水)



このプロジェクトで訪問する受入れ農家さんの様子をまとめてご覧になれます。




< 目次 >
▶︎ 沖縄県金武町ってどんなところ?
▶︎ 受入れ農家さんのご紹介
▶︎ こんな人に来てほしい!
▶︎ 応募フォーム



沖縄県金武町(きんちょう)ってどんなところ?


2022年にオープンしたサンライズビーチ

沖縄県金武町は中部に位置しており、金武町は東海岸に面した町です。

東海岸に面した地形を活かし、マリスポーツや、マングローブカヌーなど、ネイチャーな要素を体感できるアクティビティが人気を集め、豊かな自然があるのは金武町の魅力。


鹿児島県より南にしか生息しないマングローブも

一方で、

米軍基地キャンプハンセンがあることから、アメリカ文化を色濃く受けているのが特徴。米軍基地ゲート前の町「新開地」では、生活に根付いたアメリカ文化を感じられる光景が広がっています。


米軍基地のキャンプハンセン


ディープな沖縄文化が根付く新開地



金武町の特産品、伝統野菜タイモ!

沖縄の農業


南国ならではの野菜が豊富に採れる

沖縄といえば「観光地」、「リゾート地」というイメージを多く持たれますが、島国である沖縄にとって食料を生産する一次産業は島の人々にとっては大切な産業です。

夏は暑さや台風で野菜を生産することはほとんどできず、秋~冬に沖縄では野菜が生産されます。冬の国内の食料供給を支える、大切な生産地でもあります。

サトウキビや南国ならではのフルーツの栽培の印象を持たれがちですが、一般的なスーパーで販売されている野菜はもちろん、沖縄ならではの伝統野菜も30種類近くあります。国内では南の島でしか生産することができない農産物も多くあるのです。


沖縄の伝統野菜タイモって?


子孫繁栄の縁起物として、正月や盆や清明祭などで利用される沖縄の伝統食材

そんな、さまざまな農産物を生産することができる沖縄県の中でここ金武町が生産量を誇るのが沖縄の伝統野菜タイモです。

タイモは水田で育つ農産物で12月~4月にかけて収獲・植え付けを行い、1年をかけて栽培されます。


水田で栽培されていることから、水芋とも言われている

独特の粘りと香りがあり、生のままでは劣化が早いので、市場などでは煮たものが並んでいます。


通常、煮タイモ の消費期限(冷蔵)はおよそ4日間

内地ではほとんど流通しておらず、沖縄では正月やお盆などの行事料理には現在でも欠かせない食材でイモだけでなく、ズイキも食します。

食べ方は煮物や、素揚げ、焚き込みご飯の料理はもちろん


沖縄の郷土料理の炊き込みご飯、ジューシ―に入れたり


タイモとズイキの汁物や煮物としても食べられる


料理だけではなく、水と砂糖で煮詰めて田楽にしてスイーツにも向いています。


チーズケーキやパイなどにして食べられています





受け入れ農家さんの紹介

今回の受け入れ農家さんは、異業種から新規就農した方たちです。


仲田直樹(なかだ・なおき)さん



沖縄県出身。県内でさまざまな業種の職業を経験し、6年前にタイモ農家として新規就農する。生タイモを冷凍保存して、一年中出荷できる体制を整え、あわせて真空包装機も導入し、タイモを安定的に流通させることができるように色々な挑戦をしている。

自身のステッカーを作成するなど、今までにはなかった『ブランド化』を実現させた冷凍庫の導入をし、年中供給を実現させただけではなく、真空包装機も導入することで消費期限を2週間に延ばすことに成功。これらの取り組みにより、いままでになかったタイモの生産・販売スタイルを確立し、ロスを大幅に削減させている。


▼東恩納新伍(ひがしおんな・しんご)さん



異業種から金武町でタイモ農家として新規就農5年目。タイモの料理が得意で、タイモを使った料理やスイーツなど加工品づくりも独自で研究している。 

タイモは伝統食材として沖縄では欠かせない作物であるうえに、生産地が数少なく、今では金武町が国内最大であることから価値があるタイモに惹かれ現在では他作物からタイモメインにシフトし生産している。しんごさんの作るパイは農家しか作れないタイモをたくさん使った贅沢なタイモパイ。他では食べられない美味しさ。


▼金城貴興(きんじょう・たかおき)さん



沖縄県でも数少ない20代の若手農家。小さなころから『はるさー(農家)』に憧れのあった金城さんは、沖縄県立農業大学校で得た知識を生かし生産に励んでいる。日々、様々な視点からタイモを観察し、独自の生産スタイルを研究している。推し料理はタイモをじゃがいもの代わりに使った『タイモカレー』。



地域の生産者が抱える課題

そんな昔から沖縄の伝統料理や行事ごとで親しまれてきたタイモですが、消費者の高齢化や沖縄県内でも若者に対する認知度が低いということが課題だと感じています。


「いろいろな方法でPRや加工品作りなど、をして認知度を高めて、タイモ自体の価値も高めていきたい。」

「今後は県内だけではなく内地の人にも手にとってもらえる仕掛けをしていきたい。」


そうすることで、タイモの生産者の所得の安定を図り、沖縄の伝統野菜の生産を守っていきたいと考えています。





こんな人を募集します!

■ 歓迎するスキル
・プロジェクトリーダーをやったことがある方(分野は問いません)
・地域活性化の活動に携わったことがある方
・商品PR、広報活動が得意な方
・商品のブランディング、販路開拓の知識や経験がある方

求める人物像
・沖縄愛があり、熱意のある方
・自主的に行動できる方
・コミュニケーション能力と協調性のある方
・継続的に金武町に関わる意思がある方


農村発見リサーチのInstagramでは、現地コーディネーターとして参加するフリーランス農家の小葉松さんについてや、農家さんの様子がご覧いただけます。

農村発見リサーチInstagram

それでは、皆様のご応募をお待ちしています!